「未導入店舗に推奨したい『ミスゼロ子』」先調剤・後照合機能でスムーズに運用

なの花薬局大泉学園学園店様(東京都練馬区)

全国で薬局を展開する(株)ファーマホールディンググループ において、(株) サンメディック(本社:東京都港区)は関東・甲信越・東北エリアでの店舗運営を担っている(2014年8月末 現在76店舗)。サンメディックは、調剤ミスを防止するため複数の対策を行っているが、その中心となっているのがバーコードピッキングシステム「ミスゼロ子」。なの花薬局 大泉学園店(東京都練馬区)でも効果的に活用されている。 

なの花薬局 大泉学園店では、先調剤・後照合機能を使って「ミスゼロ子」を運用。調剤監査の際、レセコン入力データとの照合漏れが生じないように、“未照合”と記された赤札をカゴの中に入れている 

1995年に開設された「なの花薬局 大泉学園店」は、小・中学 校に挟まれた住宅街に位置し、内科・耳鼻科・整形外科・眼科・ 小児科・皮膚科を中心に多彩な内容の処方箋を受け付けているドラッグストア併設店だ。 

処方箋応需数は1ヵ月約3000枚。備蓄医薬品は約1700品目。 薬剤師6人(うち契約薬剤師1人)、事務員4人(うちパート2人) のスタッフで、地域住民に対するかかりつけ薬局としての機能を担っている。 

「幅広い年齢層の患者様に対応する必要がありますが、どの患者様にも安心して治療に取り組めるような服薬指導を心がけています。患者様の不安を解消できるよう、薬剤師が近隣クリニックの医師と直接連絡を取り、医師と患者様の橋渡し役になるよう努めています」と同店薬剤師の寺山香織氏は 話す。 

また、OTC薬やサプリメントと処方薬との併用などの相談に関しても、丁寧な説明が欠かせない、と寺山氏は指摘する。 

でも注意喚起する。そのマスタには、 発売されているほとんどの薬品が登録され、JANコードだけでなく、 GS1-RSSコードにも対応している。 サンメディックでは運営する全店舗 に「ミスゼロ子」を導入。大泉学園店 では2012年8月末から稼働させている。 

なの花薬局 大泉学園店の薬剤師、寺山香織氏 「『ミスゼロ子』はレセコンと連動していますが、入力が追いつかない場合があるので、当店舗では 先調剤・後照合機能を使って調剤しています」と寺山氏。その際、 レセコン入力との照合を忘れないように、“未照合”と記された 赤い札をカゴの中に入れておくのが、サンメディック運営店舗 のルールとなっている。この赤札は、調剤監査時に取り出す。つまり、赤札がカゴの中に残っていれば、レセコン入力データと の照合が終わっていないことになるわけだ。また、閉店後に 「ミスゼロ子」の機能の未調剤一覧表や未照合一覧表を出力し、 調剤漏れ・監査漏れがないかをチェックしているという。 

「ミスゼロ子』による先調剤・後照合で患者様をお待たせすることなくスムーズな調剤が可能です。こうした柔軟な運用 ができるのもメリットの一つだと思います。万一、薬の取り違 えやレセコン入力ミスがあっても、『ミスゼロ子』の運用工程の中で必ずチェックできるという安心感は、使った人間でないと分からないかもしれませんね」 

操作も簡単で「誰でも使える」という「ミスゼロ子」。寺山氏 は「まだ導入していない薬局に、ぜひ推奨したいシステムです」 と太鼓判を押す。 

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